ザトウムシの足が取れる・自切する理由

ザトウムシは足が切れることがあります。つかもうとしたら、脚だけ取れてしまった――という経験をした人もいます。 これは事故ではなく、身を守るための仕組みだと考えられています。


本来の脚の数は8本

クモと同じく、ザトウムシの脚は本来8本です。 このうち特に長い1対(2本目の脚)は感覚器官としての役割も持ち、 触角のように周囲を探る動きをします。

→ クモの仲間なのか


「自切(じせつ)」という仕組み

外敵につかまれたとき、ザトウムシは脚を自ら切り離すことがあります。 これを自切と呼びます。

・つかまれた脚を切り離し、その隙に逃げる
・切り離した脚はその後も動き続けることがある
・切り離された脚は元には戻らない

わざと脚を犠牲にして、命を守るという仕組みです。 トカゲの尻尾切りに近い考え方だと理解すると分かりやすいでしょう。


脚が少ないザトウムシを見かけたら

野外で観察していると、脚が6本や7本しかない個体を見かけることがあります。

これは奇形ではなく、過去に自切を経験した個体であることが多いと考えられています。 脚が取れても、残りの脚で歩き続けることができます。


観察するときの注意

触っても大丈夫かでも触れたとおり、 ザトウムシ自体に触れることは問題ないとされていますが、 脚を強くつかむと自切を誘発してしまいます。

観察や捕まえ方を試すときは、 脚をつままず、体を優しく持つようにするのがおすすめです。


まとめ

  • ザトウムシの脚は本来8本で、特に長い1対は感覚器官として使われます
  • 脚が取れるのは事故ではなく、自切という身を守る仕組みです
  • 脚が少ない個体は、過去に自切を経験したことが多いと考えられます
  • 観察するときは、脚をつままないようにするのがおすすめです

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