ザトウムシは昆虫なのかクモなのか
「虫」という字が付いているので昆虫だと思う人もいれば、 見た目からクモの仲間だと思う人もいると思います。
ザトウムシは昆虫とクモのどっちなのか、結論としては、どちらでもありません。 分類上の位置づけを整理します。
昆虫との違いは「脚の数」
いちばん分かりやすい見分け方は脚の数です。
昆虫(六脚亜門) … 脚は6本
ザトウムシ(鋏角亜門) … 脚は8本
ザトウムシの脚は8本あり、この時点で昆虫ではありません。 昆虫とクモ形類(ザトウムシやクモが含まれるグループ)は、 同じ「節足動物」という大きな枠の中では仲間ですが、 もっと大きく分かれた別々のグループに位置づけられています。
クモそのものでもない
では、クモなのかというと、これも正確ではありません。
ザトウムシとクモは、どちらも「クモ綱」という 大きなグループには含まれますが、その中でさらに 「クモ目」と「ザトウムシ目」という別々のグループに分かれています。
→ 詳しくは「ザトウムシはクモの仲間なのか」
まとめると
昆虫 …………… 脚6本。ザトウムシとは別の大きなグループ
クモ(クモ目) … 脚8本で近い仲間だが、糸を出す・体がくびれる等の違いがある
ザトウムシ 目 … 脚8本。クモ綱の中の、独立したグループ
「虫」という名前が付いているために誤解されやすいですが、 分類上は昆虫でもクモでもない、独立したグループの生き物です。
まとめ
- ザトウムシの脚は8本で、脚が6本の昆虫ではない
- クモと同じ「クモ綱」の仲間だが、クモ目そのものでもない
- 「ザトウムシ目」という独立したグループに分類される