ザトウムシを駆除しなくていい理由
ザトウムシ(座頭虫)を家の周りで見かけると、 「駆除したほうがいいのか」と考える人がいます。
結論から言うと、ザトウムシは無理に駆除しなくてよいと考えられています。 その理由を整理します。
実害がほとんど報告されていない
毒はあるか、益虫なのか害虫なのかでも触れたとおり、 ザトウムシには次のような特徴があります。
・人体へ害を及ぼす毒は持たないとされている
・咬みつくための牙のような器官も持たない
・食品や建材を食い荒らすような報告も一般的ではない
「実害があるから駆除する」という前提そのものが、 ザトウムシには当てはまりにくいというのが実情です。
むしろ小さな害虫を食べていることがある
ザトウムシは雑食性で、小さな昆虫を食べることがあります(→ 何を食べるか)。
その結果として、益虫寄りとして扱われることが多い生き物でもあります。 駆除してしまうと、こうした働きも一緒になくなることになります。
「不快感」と「駆除の必要性」は別の話
見た目や大量発生(→ 大量発生して困ったとき)から 「気持ち悪いから駆除したい」と感じるのは自然なことです。
ただし、このサイトでは**「不快に感じること」と「駆除する必要があること」は 分けて考える**ことをおすすめしています。
不快に感じる … 主観的な感覚。否定する必要はない
駆除が必要 … 実害(毒・咬みつき・物的被害)があるかどうかの話
ザトウムシは前者に当てはまることはあっても、後者に当てはまることは多くありません。
それでも気になる場合は
駆除ではなく、以下のような対処で十分なことが多いです。
- 追い出し方・逃がし方
- なぜ家に入ってくるのか(侵入経路を減らす手がかりになります)
大量発生して生活に支障が出るなど、 状況が深刻な場合には、無理をせず専門の業者や自治体に相談する、 という選択肢自体を否定するものではありません。 このページで伝えたいのは、「見かけただけで駆除を急ぐ必要はない」ということです。
まとめ
- ザトウムシは実害の報告が少なく、駆除の前提が当てはまりにくい生き物です
- 小さな害虫を食べる益虫としての一面もあります
- 「不快に感じる」ことと「駆除が必要」なことは別の話として考えられます
- 気になる場合は、まず追い出す・侵入経路を減らすという対処から検討できます